本日、「第5回 研削砥石の交換特別教育」を実施いたしました。
砥石の選定のポイントは回転数と周速度です。毎分1万回転廻るグラインダーに5,000回転が限界の砥石を付けたらどうなるでしょう→耐え切れず砕けます→災害につながります。
さて、周速度(単位時間当たりに回転する距離)が「72m/s(秒)、径300mm」の砥石は「12,000rpm(分当たりの軸の回転数)」のグラインダーに取り付けて使用することができるでしょうか?
砥石やグラインダーの表記はrpmやm/sが入り混じって表記されており、rpmとm/sの関係が理解できていないと許容回転数を誤って破損災害につながってしまいます(だから砥石の交換は資格が必要なのです)。
砥石の許容回転数(rpm)を算出する式は下記のとおりです
許容回転数=周速度m/min(分)÷(砥石の径mm×3.14)×1000
電動工具は知らないまま使うと怪我に繋がることが多いばかりか、ベビーサンダーの場合はスイッチを切らない限り容赦なく周り続けます→怪我が重くなる。
資格を取得しているということは、このような知識も当然備わっている者ということです。受講者の皆さんには、砥石で怪我しないための知識とポイントを受講してもらいました。